こんにちは、今回はゼロイチwebデザインベストオブ選手権(入門編)について詳しく掘り下げて解説していこうと思います。
結果ですが
結論から言うと僕は1位を獲れませんでした、2位でも3位でもありません。
4位です…
なんとも微妙な結果ですね。
それでも僕の作品に票を投じてくれた人がいた事実は変わりません、そしてそうなるように僕は作品を仕上げた自信があります。
ただし方向性が間違っていました。
一応、過去の受賞者のコメントは下記リンクから閲覧できますが、「嬉しい」「ありがとう」「絶対1位を獲る」など感情的、精神的な内容がほとんどで、1位を獲るための具体的なポイントには言及されていません。
この記事ではそのあたりを掘り下げていこうと思います。
この記事を運よく見つけて、タイミングよくゼロイチwebデザイン入門編を受講している人がいれば、参考にしてぜひ1位を獲ってほしいです。
ベストオブ選手権自体よりも、1位を狙いにいき獲得するという成功体験はとても大切ですから。
それでは解説していきましょう。
概要とルール
ゼロイチWEBデザイン入門編では、最終課題の提出後に、「ベストオブ選手権」を開催しています。
最終課題の中でナンバー1を決めようという選手権です。
投票権は入門編の受講生、中級編の受講生、スクールを卒業した先輩、㈱日本デザインの社員さんに与えられます。
投票は一人1票で、専用のGoogleフォームを使用します。
必ず本名での投票が義務付けられています。名前、苗字だけ、ニックネームはすべて無効票となるようです。どこまで厳密に判定しているのかは不明ですが、どうやら名前で判別しているみたいです。
僕は知り合いに片っ端から投票を依頼しようとしましたが、こういう人対策で本名での投票なのでしょうね。
社長とスクールの校長にも投票権があり、毎回投票しているみたいです、同じ1票には変わりないですが、かなり承認欲求が満たされるようです。
エントリー作品
エントリー作品は入門編のLesson10、最終課題であるオリジナルホームページです。
7つあるテーマの中から1つを選んで、ホームページを作成します、ターゲットやテイストが各テーマに設定されています。
与えられたテーマに沿った至高の作品を締め切りまでに提出しれエントリー完了!締め切りまでは何度でも担当講師の方に添削してもらえます。
製作期間は約2週間、最終課題だけあった今までで一番長いですね。
途中いいかんじの作品が各チームから1つずつ発表されました。
何がなんでも1位になりたい
当時はとにかく1位になりたくてしょうがありませんでした。
それは負けず嫌いのような純粋な気持ちではありません、自分が一番デザインが上手いという自惚れと周りは雑魚ばかりだと見下していてたのです。
ちょうど、製作期間の間に担当講師とのカウンセリングがあったので、特に相談したいこともなかったので、どうしたら1位を獲れるかの作戦会議をしました。
そこで得られた情報は以下の通りです。
・受講生のレベルは徐々に上がっており過去の受賞作品のクオリティでは受賞は困難
・投票する人によって店名やサービス名の表記(アルファベット表記、漢字表記)が厳密でない場合それだけで対象外となる可能性がある。
・投票数は、自分の同期=約10~20票、一つ後の後輩=約10~20票、卒業生=約10票、日本デザイン社員=約10票。
・10票以上獲得できれば確実に入賞できる。
担当講師の方も卒業生で、ベストオブ選手権経験者で当時の作品も見せてもらいましたが、当時とは課題のルールが異なっていたため、あまり参考にはなりませんでした。
1位を獲るために…
1位の作品、入賞した作品にはきっとなにか共通点があるはずだと、過去の受賞作品18作品を徹底的に分析しました。
当時はwebデザインを学んで間もない素人同然の知識でしたが、18作品も分析すると重要であろう項目がわかってきました。
それがこちらです。
・ファーストビュー
・サイドバナー
・視認性
他にも細かいボーナスポイントはありましたが、コメントやレッスンで具体的に言及されていた内容を踏まえるとこの5つは外せません。
統一感
一つのwebサイトとして成立しているか。
ファーストビューとサイドバナーのテイスト、世界観があっているかどうかです。
大人っぽいエレガントなデザインと子どもっぽいポップなデザインが混在してると違和感が生まれます。
バランス
コンテンス同士の間隔や余白、webサイト全体のレイアウトです。
もとがテンプレートなので、テンプレート通りに作ればそうそう崩れることはありません。
しかし、一位を獲るにはテンプレートは越えなければなりません。
ファーストビュー
ヘッダーともいいます、webサイトの顔です。
人間は3秒で離脱するか閲覧するかを判断するそうです、こちらはLessonでもそれ以外でも口酸っぱく言われていました。
サイドバナー
トップページから他のページに飛ぶためのリンクが貼ってあるバナーです。
どのテーマも3つ作成する必要があります。サイズが小さく内容もシンプルですがけっこう注目されるみたいです。
視認性
閲覧のしやすさです、見ていてストレスを感じないか。シンプルなデザインですが視認性が高いことで入賞している作品がありました。
一位の獲った作品は上記5つのポイントがしっかりと抑えられていました。
一位の最低条件として、テンプレートのままの部分がないこと、下層ページまで作成することがあげられます。こちらは統一感に該当しますね。
最後には感情
受賞作品を分析した後にどういうわけか、デザインは問題ないあとは+αの部分をどうするかだと余計なことを考えました。+αとはデザインとは関係ない不確定要素です。
その結果
作品そのものがどんなに素晴らしくても、作った本人の人間性に問題がある場合、票の獲得は難しい。人間が理屈でなく感情で物事を判断する。
という結論に至りました。
要は作品がある程度できていればあとは人望じゃないの?と思ったんです。
それから、オンラインの交流会に積極的に参加しました、チャットで突然知らない人に絡んだりもしました。
リーダーとしてリーダーらしく振舞いました。
この時は頭がおかしかったですね、そんなことをしている暇があったら少しでも長くデザインと向き合うべきでした。
まとめ
なんだかんだ言って最後にものをいうのは写真素材の質の良さです。
ファーストビューやコンテンツのクオリティは使う素材の影響が大きいです。それでいてwebサイト全体の統一感を出すにはそれなりの数の素材が必要になります。
有料の素材を使えば一気に大きなアドバンテージを得ることができますが、この入門編でそこまでする人はいないでしょう。
無料でいかにクオリティの高い写真素材を手に入れるかが重要なのですが、世の中の無料素材に数には限りがあります。
ではどうしたらいいのか?
良い素材が手に入りやすいテーマを選ぶ
これしかないんです。
与えられたテーマは一見公平そうに見えますが、いざ作成しようと素材を探してみると無料素材の数にはばらつきがあります。
また、「テーマ最大の売りが無料素材で表現して問題ないか」
ということも考える必要があります。
例えば、サービスが売りのテーマであれば、各素材のクオリティはあまり気にならないかもしれませんが、食品や飲料などがメインのテーマであれば、食品や飲料の素材に求めるクオリティは必然と高くなります。
素材写真のクオリティが高いとデザインをあまりしていなくても、「なんとなくこれがいい」と選ばれるものです。現に与世の中にはキレイな写真がメインのwebサイトが多いです。
製作期間の途中で、Sランクと評しいいかんじの作品がスクール側から公表されましたが、まさにこの写真を上手く使っていました。
選択肢は数あれど、限られた素材の中で勝つにはこれしかないといった印象でした。
この領域にいかにたどり着けるかが勝負だったと思います。
結局最終結果と途中結果ではほとんど変更はありませんでした、途中結果で選ばれた作品がそのまま入賞していました。
とどのつまり素材が全てです。
普段はそんなことはないですが、ベストオブ選手権のような限られた条件で良い作品を作ろうとするのであれば素材が全てなのです。
というわけでベストオブ選手権について詳しく解説しました。
読んでいただきありがとうございました。
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